少額からの株式投資：FROGGYを試してみた

SMBC日興証券にてFROGGYというサービスが始まっています。記事から株が買えて、最小500円から株式投資が可能ということで、早速試してみました。

FROGGYとは

SMBC日興証券が提供する、投資に関する記事から株が買えるサービスです。記事の中にリンクが張ってあり、気になった会社の株をすぐに買うことができます。

記事の内容は株に関する知識がなくても理解できる内容で、初心者でも勉強しながら株に親しむことが可能です。

また、最小投資金額も500円と少額で、買い付け手数料も無料という少額投資家には活気的なサービスになっています。

配当や優待は通常通り取得可能で、株売買とほぼ同じ感覚で取引可能ですが、何点か注意点もあります。

売買にはVWAPトレード方式という方法が用いられています。VWAPとは、Volume Weighted Average Priceの略で、売買高加重平均価格のことをいいます。

一気に難しい感じになりますが、要するにその日行われた売買の平均的な値段が買値になります。

したがって、指値や成行といった注文方法は存在せず、注文を出したら1日の中でどんな値動きをしたとしても、一日の売買の平均的な値段が買値となります。

１株単位ではなく金額指定での売買になります。したがって保有株数が0.1株といったこともあります。

一定の間隔で同額ずつ株を購入していくドルコスト平均法で特定の株を購入したい場合は重宝するかもしれません。

FROGGYのメリットとしては以下の５つが挙げられます。

ネットで経済の記事を見ていてこの企業伸びそうだなと感じたことはありませんか？FROGGYではそう思ったらワンクリックで売買画面に飛ぶことができます。

提供されている記事もわかりやすい内容のものが多く、ショッピングをしているかのような感覚で、気になる株があったら衝動買いなんてことも可能です。

最小500円という少額から投資が可能です。通常の株取引では単元未満株でも1株単位での売買になりますが、FROGGYでは500円以上500円単位の金額指定で売買可能です。

500円といえばカフェでコーヒー1杯買うようなものです。普段気軽に買っているコーヒー一杯を我慢するだけで投資が可能と考えると、株式投資がぐっと身近なものに感じます。

なんと100万円以下の買い付け手数料は無料です。売る際には0.5%の手数料がかかりますが、これは大手ネット証券の単元未満株売買の片道手数料と同程度です。

単純に片道分無料になったようなもので、少額の株売買としては最低水準の手数料といえます。

なお、100万円を超える取引金額については1.0％の手数料が必要です。

有名投資家へのインタビュー記事などを読みながら、株が買えるので勉強になります。記事の内容としては理解しやすい内容のものが多いので長年株を触れれている方は少し物足りないかもしれません。

単元未満株を決算時に株を持ち越すと事業状況や配当について知らせるはがきが来ますが、 FROGGYで買った株にははがきが来ません。

人によってはこれはデメリットかもしれませんが、個人的にはあのはがきは不要だと思っているのでこれもメリットと考えています。

これにより、少額ずつ色々な銘柄を買うことができるので資金が少ない方でも自分のポートフォリオを組むなんてことも可能です。

同じことを単元未満株でやると決算期にはがき地獄になり、郵便屋さんに申し訳ない気持ちになります。（経験済み）

早速 FROGGYで株を購入買ってみました。選んだ銘柄はSUMCO。今のところいきなり4円の含み損です。

私のFROGGYの使い方ですが、気になっているけど買いにくいイケイケな株や、がっつり買うには割高な気がするけど応援している企業の株などを少しずつ買ってみようかなと思っています。

銘柄数が増えてもはがき地獄に陥らないからこそ、そういった使い方もできますね！